
2026年7月6日
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【コラム】ベランダ・バルコニーの防水、外壁塗装と一緒にやるべき?
「外壁の塗り替えを検討しているけれど、ベランダの床は特に何も言われなかった」——そんな方は少なくありません。ですが、雨や紫外線を一年中まともに受けるベランダ・バルコニーは、実は住まいのなかでも傷みやすい場所のひとつ。しかも、劣化に気づきにくいまま雨漏りへ進んでしまうこともあります。
このコラムでは、ベランダ防水の劣化サインの見つけ方、代表的な工法の違い、そして「外壁塗装と同じタイミングでやるべきか?」という疑問について、施主目線で整理してお伝えします。
そもそも「ベランダ防水」とは?
ベランダやバルコニーの床は、コンクリートやモルタルの上に防水層(水を通さない膜)をつくり、その上をトップコートという保護塗料で仕上げてあります。屋根や外壁が「屋根材・外壁材」で雨を防いでいるのに対し、ベランダは基本的にこの防水層だけで雨水の侵入を食い止めています。
つまり、防水層が弱ってくると、そのまま下地や室内側への浸水につながりやすいということ。地味な場所ですが、住まいを守るうえで重要な役割を担っています。
見逃さないで。ベランダ防水の劣化サイン
次のような症状が出ていたら、防水層が弱ってきているサインです。ご自宅のベランダを、一度ゆっくり見てみてください。
色あせ・表面のツヤがなくなる:まずはトップコート(保護膜)が弱ってきた合図です。
細かなひび割れ:ひびから水が入り込むと、防水層本体の劣化が一気に進みます。
表面の膨れ・浮き:下地に水分が入り込み、日射の熱で内部の水分が蒸発して膨らんでいる状態です。
雨のあと、水たまりがなかなか引かない:排水の勾配や防水性能が落ちている可能性があります。
雑草やコケが生えている:土や水分がたまり、防水層が傷みやすい環境になっています。
室内側の天井・壁にシミ:雨漏りが始まっている可能性が高く、早急な点検が必要です。
とくにトップコートは5年前後が塗り替えの目安といわれています。ここを早めに手当てすれば、防水層本体の寿命を延ばし、大がかりな工事を避けられます。
代表的な2つの工法:ウレタン防水とFRP防水
戸建て住宅のベランダで多く使われるのが「ウレタン防水」と「FRP防水」です。どちらが優れているという話ではなく、ベランダの形状や状態に合わせて選ぶのが基本です。
ウレタン防水
液状のウレタン樹脂を塗り重ねて、ゴムのように弾力のある防水層をつくる工法です。塗って仕上げるため継ぎ目ができず、複雑な形のベランダにも対応しやすいのが特長。弾力があるので建物のわずかな動きにも追従しやすく、多くの戸建てで採用されています。塗り重ねて乾かす工程があるぶん、工期はやや長めです。耐用年数はおおむね10〜14年が目安とされます(環境やメンテナンス状況により変わり ます)。
FRP防水
ガラス繊維に樹脂をしみ込ませて固める、硬くて丈夫な防水層をつくる工法です。軽量で強度が高く、摩耗に強いため、人がよく歩くベランダに向いています。工期が短いのも利点です。一方で硬いぶん、建物の動きに追従しにくく、木造で揺れの大きい場所では細かなひびが出ることもあります。こちらも耐用年数はおおむね10〜20年が目安です。
見分け方の目安として、表面を指で押して弾力があればウレタン、硬くて摩耗した部分にガラス繊維が見えてい ればFRP、といった特徴があります。どちらもトップコートで保護されているため、数年ごとのトップコート塗り替えでぐっと長持ちします。
外壁塗装と「同時施工」がおすすめな理由
外壁塗装を行うときは、建物の周りに足場を組みます。実はこの足場、ベランダ防水の工事でも役立つ場面が多いのです。別々の時期に工事をすると、そのたびに足場や現場の段取りが必要になりますが、外壁塗装と防水を一度にまとめれば、足場を共有でき、現場も一度で済みます。
さらに、外壁・屋根・付帯部・ベランダをまとめて点検・メンテナンスできるので、「あとから別の場所が傷んでいて再工事」という事態も防ぎやすくなります。せっかく足場を組むなら、住まい全体をまとめて守るタイミングと考えるのがおすすめです。
DNコネクションは足場・塗装・防水までを完全自社施工で行っています。外壁塗装のご相談の際に、ベランダの状態もあわせて点検し、必要な工事だけを無理なくご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。
項目 | ウレタン防水 | FRP防水 |
防水層のつくり方 | 液状ウレタンを塗り重ねる | ガラス繊維+樹脂で硬い層をつくる |
特長 | 継ぎ目なし・弾力があり複雑な形もOK | 軽量・丈夫・摩耗に強い |
苦手な点 | 乾燥工程があり工期はやや長め |

