
2026年7月10日
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【コラム】夏の室温と電気代が気になる方へ。遮熱・断熱塗料でできる暑さ対策
毎年夏になると、「2階が蒸し風呂のように暑い」「エアコンがなかなか効かない」「電気代が跳ね上がる」といったお悩みをよく伺います。そんなとき、外壁や屋根の塗り替えで使える遮熱塗料・断熱塗料という選択肢をご存じでしょうか。
「塗るだけで本当に涼しくなるの?」という疑問はもっともです。このコラムでは、遮熱塗料・断熱塗料の仕組みと、期待できる効果・過度に期待しすぎないためのポイントを、施主目線で正直にお伝えします。
遮熱塗料と断熱塗料は「別もの」です
まず押さえておきたいのが、この2つは似ているようで仕組みが違うということです。
遮熱塗料——太陽光を「反射」して熱をためない
遮熱塗料は、太陽光に含まれる熱(近赤外線)を反射して、屋根や外壁の表面に熱がこもるのを防ぐ塗料です。反射の性能は「日射反射率」という数値で表され、これが高いほど太陽光をよく跳ね返します。表面が熱くなりにくくなることで、室内への熱の伝わりをやわらげる、という考え方です。
断熱塗料——熱を「伝えにくく」する
一方の断熱塗料は、塗膜そのものが熱を伝えにくい性質を持つことで、外の熱が室内に入りにくくする(あるいは冬に室内の熱を逃がしにくくする)タイプです。反射で熱をためない遮熱に対し、断熱は熱の「通り道」を鈍らせるイメージ、と考えるとわかりやすいでしょう。
一般には、夏の暑さ対策として屋根・外壁で採用されるのは遮熱塗料が中心です。
実際、どのくらい涼しくなるの?
気になる効果ですが、目安として次のようにいわれています。
屋根の表面温度:遮熱塗料を塗ることで、条件によっては最大で約15〜20℃低くなるとされます。
室内の温度:表面 ほど大きくは下がらず、おおむね1〜3℃程度の低下が目安といわれます。
「たった1〜3℃?」と思われるかもしれませんが、真夏の室温が数℃下がるだけでも、冷房の効きや体感、熱中症リスクの面では意味のある差になり得ます。冷房の効率が上がれば、電気代の節約につながることも期待できます。
ただし、効果は建物の形状・立地・日当たり・使う製品によって大きく変わります。上の数値はあくまで目安であり、すべてのお宅で同じ効果が出るわけではありません。製品ごとの正確な性能値は、メーカーの公式データでご確認いただくのが確実です。
期待しすぎないための「正直なポイント」
遮熱塗料を検討するうえで、知っておいていただきたい注意点もお伝えします。
色が暗いと効果は下がります。 反射で効かせる塗料なので、白系など明るい色ほど有利です。濃い色を選ぶと、遮熱塗料でも反射率は下がります。デザインとのバランスで相談しましょう。
表面が汚れると効果が落ちます。 反射面がすすや汚れで覆われると反射しにくくなります。定期的な洗浄・メンテナンスで性能を保ちやすくなります。
「遮熱=冬も快適」ではありません。 遮熱は夏の日射対策が主目的です。冬の保温まで期待するなら、断熱の考え方や、そもそもの断熱リフォーム(壁・天井の断熱材など)も含めて検討する必要があります。
塗料だけですべては解決しません。 窓からの日射や換気など、暑さの原因は複合的です。遮熱塗料は「有効な一手」であって、万能ではないという前提で選ぶと後悔がありません。
裏を返せば、塗り替えのタイミングに合わせて遮熱塗料を選べば、外壁・屋根を守りながら夏の快適性もプラスできるということ。どうせ塗り替えるなら、暮らしの快適さも一緒に底上げできるのは大きな魅力です。
項目 | 遮熱塗料 | 断熱塗料 |
仕組み | 太陽光(熱)を反射して表面に熱をためない | 塗膜が熱を伝えにくくする |
主な狙い | 夏の日射・暑さ対策 | 熱の出入りをやわらげる(夏・冬) |
効果の目安 | 屋根表面 最大約15〜20℃低下/室温 約1〜3℃低下 | 製品・条件による |
効果を左右する要素 | 色(明るい方が有利)・汚れ・立地・製品 | 塗膜の厚み・製品・施工精度 |
注意点 | 汚れると効果減、暗い色は不利、万能ではない | 施工条件に差があり、性能は要確認 |
※数値はいずれも目安です。建物の条件や製品により変わるため、正確な性能はメーカー公式データや現地調査での確認をおすすめします。
「うちの屋根に遮熱塗料は向いている?」「色はどこまで選べる?」——そんなご相談も、DNコネクションが建物の状態を見たうえで、暮らし方に合ったプランをご提案します。塗り替えのタイミングで、夏の暑さ対策もあわせて考えてみませんか。
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