
2026年8月24日
コラム
塗料の「艶」の選び方(3分艶・5分艶・7分艶の違い)
色見本を見ているときに、「艶あり」「艶消し」といった表示を目にしたことはありませんか。
色だけでなく、艶(つや)の度合いによっても外壁の印象は変わります。
まだ塗料を具体的に決めていない方にも知っておいていただきたい、艶の種類と選び方について、ご紹介します。
艶は数値で決まっている
塗料の艶は、感覚的な表現に見えて、実は「光沢度」という数値で管理されています。
JIS(日本産業規格)の試験方法では、塗装面に60度の角度から光を当て 、反射した光の割合を光沢度として測定します。
この数値をもとに、一般的に次のような区分で艶の種類が分けられています。
艶あり:光沢度70%以上
7分艶:光沢度55〜65%程度
5分艶:光沢度30〜40%程度
3分艶:光沢度10〜20%程度
艶消し:光沢度5%以下
数値の範囲は塗料メーカーによって多少の幅がありますが、「艶あり→7分艶→5分艶→3分艶→艶消し」の順に、光沢が段階的に抑えられていくとイメージすると分かりやすいです。
艶ありと艶消し、それぞれの特徴
艶ありのメリット・デメリット
表面が滑らかになるため汚れが付きにくく、耐候性にも優れる傾向があります。
新築のような明るい印象になりやすい一方、光の反射が強いため「ギラギラして見える」と感じる方もいます。
艶消しのメリット・デメリット
光の反射が少なく、落ち着いた上品な印象に仕上がります。
和風住宅やナチュラルな外観との相性がよい一方、表面がマットな分、艶ありに比べて汚れが付着しやすい傾向があるとされています。
艶を選ぶときのポイント
新築のような明るい印象にしたい → 艶あり・7分艶
落ち着いた雰囲気を重視したい → 3分艶・艶消し
見た目と機能のバランスを取りたい → 5分艶
周辺の建物や街並みとの調和も考慮する
なお、艶の度合いは時間の経過とともに徐々に落ちていく(艶引け)性質があるため、施工直後の見た目だけでなく、数年後の状態も踏まえて選ぶことをおすすめします。
種類 | 光沢度の目安 | 印象 | 防汚性・耐候性の傾向 |
艶あり | 70%以上 | 明るく新築のような印象 | 高い |
7分艶 | 55〜65% | 艶ありに近い、やや控えめ | やや高い |
5分艶 | 30〜40% | バランス型 | 中程度 |
3分艶 | 10〜20% | 落ち着いた印象 | やや控えめ |
艶消し | 5%以下 | 上品でマットな印象 | 控えめ |
※数値の区分・傾向は塗料メーカーや製品により異なります。実際の見え方はサンプルでの確認をおすすめします。
一次情報・出典
JIS K 5600-4-7「塗料一般試験方法-第4部:塗膜の機械的性質-第7節:鏡面光沢度」(光沢度の測定方法の規格):http://sekigin.jp/JIS/K_5600_4_7.html
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艶の選び方は、色選びと同じくらい仕上がりの印象を左右するポイントです。
サンプルは小さな板よりも、できるだけ大きな面積・実際の光の当たり方で確認すると、イメージのズレを防ぎやすくなります。
株式会社DNコネクションでは、艶の度合いも含めたご提案・サンプルでのご確認が可能です。
色・艶で迷った際は、お気軽にご相談ください。
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